CiDER Symposium


2024年2月3日(土)、よみうり大手町ホール(東京都千代田区)で、CiDERシンポジウム 「パンデミックの“今”と“これから” ―私たちは次の感染症にどう備えるか―」を開催しました。
大阪大学CiDERとしては初めての東京開催となり、会場には257名、オンラインでは903名の方が参加され、専門家と市民の皆様が一緒に、新型コロナウイルス感染症のパンデミックで得た教訓を振り返り、今後を考えました。多数のご参加ありがとうございました。


開会挨拶として、西尾章治郎総長が「緒方洪庵が創設した適塾を精神的源流とする大阪大学は、特に免疫学や感染症分野で世界トップレベルの研究を推進してきた。新型コロナウイルス感染症の拡大を機に設立したCiDERは、感染症対策の総合知を形成する国際拠点として、基礎研究を中心に活動を行う。」と述べました。


(左から荒木 裕人氏, 高島 義裕氏, 松浦 善治)


続いて、荒木 裕人氏(厚生労働省健康・生活衛生局感染症対策部感染症対策課長)および高島 義裕氏(Osaka University Global Alumni Fellow)より、来賓のご挨拶を賜りました。そして、松浦 善治(大阪大学CiDER拠点長)より、これまでのCiDERの活動を紹介いたしました。


(左から、末松 誠氏, 三浦 麻子)


第1部では末松 誠氏(実験動物中央研究所 所長/慶應義塾大学 名誉教授/日本医療研究開発機構 初代理事長)から「データシェアリングによる医療課題の解決:新型コロナからの教訓」、三浦 麻子(大阪大学大学院人間科学研究科 教授)より「パンデミックと社会心理学」と題し、それぞれご講演くださいました。


(左から、大竹 文雄, 澤田 瞳子氏, 押谷 仁氏, 武見 綾子氏, 内田 勝彦氏, 忽那 賢志)


第2部パネルディスカッションでは「私たちは次のパンデミックにどう備えるか」「医療崩壊はもうおきない!?」の2つのテーマで、ファシリテーターとして大竹 文雄(大阪大学CiDER特任教授)、パネリストとして押谷 仁氏(東北大学大学院医学系研究科教授)、武見 綾子氏(東京大学先端科学技術研究センター准教授)、内田 勝彦氏(全国保健所長会会長)、澤田 瞳子氏(小説家)、忽那 賢志(大阪大学大学院医学系研究科教授)が登壇し、我が国における感染症パンデミックの歴史から新型コロナウイルス対策の課題、次に起こりうるパンデミックにどう備えるかについて議論が交わされました。


最後に、金田 安史統括理事が閉会挨拶を行い、幕を閉じました。
当日のシンポジウムの内容については、3月9日付けの読売新聞朝刊に掲載されました。また3月31日までの期間限定でアーカイブ配信をしておりますので、ぜひ、ご視聴ください。


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