日米比較でみた感染予防ポスターの効果と副作用—正当化メッセージは行動を促すが、反発も招きうる—Side messages, side effects: Justifying infection prevention but fuelling social polarisation
小林智之連携研究員、村上道夫教授、三浦麻子教授の研究成果が公開されました。
概要
関西学院大学(兵庫県西宮市、学長:森康俊)社会学部の小林智之准教授、大阪大学感染症総合教育研究拠点(CiDER)の村上道夫教授、三浦麻子教授(同大学院人間科学研究科教授兼任)の研究グループは、感染予防を呼びかけるポスターに添えられる「なぜその行動をとるべきか」というサイドメッセージが、人々の感染予防行動の意図や、異なる意見をもつ人々への態度、ポスターそのものの受け止め方にどのような影響を及ぼすかを明らかにしました。
研究のポイント
- 感染予防ポスターに添えるサイドメッセージの効果は、国や受け手のもともとの感染予防傾向によって異なる。
- 感染予防に前向きな人々では、日本では社会規範に追加の理由を組み合わせたメッセージ、米国では公衆衛生を強調するメッセージが、行動意図を高めやすい。
- 感染予防に消極的な人々には、ポスターが強制的・ストレスフルに受け取られやすい。
- 感染予防を呼びかける視覚的メッセージは、反発やスティグマを強めないデザインに配慮することも必要である。
Title
Side messages, side effects: Justifying infection prevention but fuelling social polarisation
Authors
Tomoyuki Kobayashi, Michio Murakami, Asako Miura
Journal
Published online in SSM – Population Health, on April 20, 2026