研究者
科学情報・公共政策部門
行動公共政策チーム
村上 靖彦
役職 : 教授
専門 : 哲学、現象学的な質的研究
プロフィール
専門は哲学および現象学的な質的研究。大阪大学人間科学研究科教授。現象学を中心としたフランス哲学の研究から出発。
現在はおもに医療・福祉現場で調査を行っている。病、障害、貧困、差別といった逆境のなかにある個人の経験および、個人を起点としたコミュニティの形成や社会歴史的背景の記述・分析が関心。
研究内容
・これまで発達障害の当事者の研究、看護師の聴き取り調査などを行ってきた。現在の主な調査先は生活困窮地区の子ども子育て支援およびろう者のコミュニティ。
主な著作
1. 『自閉症の現象学』勁草書房, 2008
2. 『摘便とお花見 看護の語りの現象学』医学書院、2013
3. 『母親の孤独から回復する 虐待のグループワーク実践に学ぶ』講談社、2017
4. 『在宅無限大 訪問看護師が見た生と死』医学書院, 2018
5. 『子どもたちがつくる町 大阪・西成の子育て支援』世界思想社、2021
6. 『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』中公新書、2021