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研究成果

2024.2.29

レジオネラ症に対する抗菌薬併用療法の有効性の解析: 全国入院患者データベース研究
【忽那賢志教授らの研究グループ, IJIDに発表】

研究の概要

昨今、抗菌薬の併用療法の有効性について注目が集まっています。
レジオネラ症に対する治療として、キノロン系抗菌薬またはマクロライド系抗菌薬が使用されますが、これら2剤を併用した際の有効性については明らかではありませんでした。
忽那教授らの研究グループは、DPCデータを用いて、これら2剤の併用療法が、単剤治療よりも有効であるかどうかを検証しました。
結果として併用療法では予後を改善せず、入院期間や入院コストについても単剤治療と差がありませんでした。
抗菌薬による副作用や耐性菌出現の懸念からは、レジオネラ症に対する併用療法は推奨されないと考えられます。


<掲載論文>

タイトル:“Analysis of the effectiveness of combination antimicrobial therapy for Legionnaires’ Disease: A nationwide inpatient database study”
著者名:Satoshi Kutsuna , Hiroyuki Ohbe , Hiroki Matsui , Hideo Yasunaga

DOI: https://doi.org/10.1016/j.ijid.2024.02.008


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