第2回「PEPジャーナリズム大賞」2022|日本の政策起業力を高めるジャーナリズム表彰 授賞式【大竹文雄特任教授】
第2回「PEPジャーナリズム大賞」2022 オピニオン部門賞 受賞
時世に流されず確固たる視点で冷静・鋭い視点を提供した論考、論説、コラム
受賞作品
「まん延防止等重点措置延長に関する一連の報道」 (以下3記事)
- 「コロナ対策「証拠に基づく政策形成」の重要な論点」
- 「第6波対策に関する意見書(新型コロナウイルス感染症対策分科会(第14回)2022.3.11)」
- 「まん延防止等重点措置終了に関する意見」
受賞コメント
新型コロナ感染症対策は、感染者数を抑えるための私権制限が中心です。私権制限は、飲食店の営業時間規制が代表的ですが、様々な活動の自粛も含まれます。私権制限で感染は減るかもしれませんが、それで失うものもあります。どちらを重視するかは、価値観に依存します。私権制限を課す必要があるほどの重症化リスクがある感染症か否かを変異株の特性に応じて判断すべきです。感染症の被害は目に見えやすいですが、感染対策の被害は目に見えにくいものです。感染症の被害に情報は偏りがちです。そう考えて基本的対処方針分科会で少数派だった私の意見を対外的にも公表してきました。少数派だった私の意見表明活動を評価していただき感謝します。