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2025.07.30
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アンゴラ共和国大臣の来学

2025年7月30日(水)、アンゴラ共和国のMaria do Rosario Bragança大臣(Minister of State for Social Affairs)の一行が医学部附属病院とCiDERを訪問されました。

アンゴラ共和国はEXPO2025において、アフリカ国の中で唯一単独でパビリオンを出展しており、7月29日(火)にはアンゴラ共和国のNational Dayイベントが開催されました。同国では感染症対策が喫緊の課題である中、特にマラリアは全土で流行しており、国民全員が感染リスクにさらされています。加えて、結核、エイズ、コレラ等も深刻な問題であり、EXPO2025における同国のテーマは「Education of Health」となっています。こうした背景から、感染症対策への関心は高く今回の訪問に繋がりました。

CiDERでは、菊池章特任教授(企画室長)が大阪大学の沿革や、CiDERやCAMaDをはじめとした関連研究施設の概要を紹介し、安藤忠雄氏が感染症センター建築に懸けた想いを語ったインタビュー動画をご覧いただきました。その後、一行は感染症センターの1階のエントランスホールや2階のホワイエ、7~9階の共創スペース、7階の共通機器室等を見学され、約1時間の行程でしたが、大阪大学の感染症に対する取り組みと感染症センターの充実した設備に深い関心を寄せられました。

Maria Rosario do Bragança大臣は医師、医学研究者としてのバックグラウンドを持ち、マラリア研究により学位を取得されました。そのため、大阪大学の研究者による最近のマラリア関連論文にも強い興味を示されました。アンゴラ共和国にとって、「ワクチン接種・予防プログラム」や「医療人材とサービス基盤の拡充」が喫緊の課題であり、将来的な大阪大学との連携に大きな期待を寄せられました。