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大阪大学

数学という言葉で現象を語る:数理モデルの基本思考

 

数理モデルは、物理や化学などの自然科学分野だけで用いられるものではなく、経済をはじめとする社会科学においても広く利用されます。また、ある現象に対して、数学という言葉を使って本質部分を抜き出し現象そのものを理解しようとします。数学を用いることで、曖昧さを排除し現象の輪郭をはっきりと捉えることができるようになるばかりでなく、一見すると全く異なる現象が実は本質的に同じであると気づかされることすらあります。本講義では数理モデルの基本的な考え方を紹介し、簡単な例を通して現象の捉え方を説明します。

 

【大阪大学大学院 感染症総合教育研究拠点 教授】
池田 陽一