阪大発
感染症情報サイト

大阪大学

第10回
「研究成果」をどう伝え、どう受け止める? ー新型コロナウイルス感染症にまつわる様々な事例から考えるー

新型コロナウイルス感染症にまつわる「研究成果」(例えば、予防や治療に関すること)について、テレビや新聞、インターネットなどを通して触れる機会は多かったのではないでしょうか?一方、それらの情報の一つ一つの信頼性や根拠について逐一考えることはなかなか難しかったかもしれません。本セミナーでは、「研究成果」というものの曖昧さや世の中に出る際の手続きや、マスメディア報道の受け止め方について、国内外の具体的な事例を取り上げて解説します。

【講義開始 / 20:40~】


■講師紹介

井出 和希 氏

大阪大学 感染症総合教育研究拠点 科学情報・公共政策部門 特任准教授、大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター) 実践研究部門 兼担

静岡県立大学大学院 薬食生命科学総合学府 博士後期課程 修了。博士(薬科学)、薬剤師。京都大学 学際融合教育研究推進センター(政策のための科学ユニットに所属(研究プロジェクトの推進に加え、政策立案人材育成に寄与;大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 薬剤疫学分野における教育・研究を担当)の後、同センターにて企画・運営に従事)、iPS細胞研究所 上廣倫理研究部門を経て、2021年4月より現職。科学技術・学術政策研究所 (NISTEP) 客員研究官を兼務。

 

岸本 充生 氏

大阪大学 データビリティフロンティア機構 教授, 社会技術共創研究センター センター長, 感染症総合教育研究拠点 科学情報・公共政策部門 副部門長

京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)。通商産業省工業技術院資源環境技術総合研究所(2001年から独立行政法人産業技術総合研究所)、東京大学公共政策大学院を経て、2017年から大阪大学データビリティフロンティア機構 教授。2020年4月から新設された社会技術共創研究センター長を兼任。共著に「基準値のからくり」講談社ブルーバックス(2014年)、編著に「リスク学事典」丸善出版(2019年)ほか。