阪大発
感染症情報サイト

大阪大学

第7回
ウイルス感染症の克服に向けて

人類の歴史は感染症との戦いであり、致死性の高いウイルス感染症が幾度となく出現してきました。最近、感染症の様相は大きく変容し、熱帯感染症の発生域が拡大しています。また、今回の新型コロナウイルスのパンデミックでは、いかに我々がウイルス感染症に対して無力であるかを思い知らされました。生き物には必ずウイルスが潜んでいますが、その中で病気を起こすウイルスはほんの一握りです。
本講義ではウイルスについて説明し、新型コロナウイルスの性質や状態と制御法開発の現状を紹介します。

【講義開始 / 18:10~】


■講師紹介

松浦 善治 氏

大阪大学感染症総合教育研究拠点 拠点長・特任教授

昭和53年3月に宮崎大学農学部獣医学科を卒業後、昭和55年3月に北海道大学獣医学部大学院修士課程を修了し、第一製薬株式会社中央研究所に入所する。その後、国立予防衛生研究所獣疫部、国立感染症研究所ウイルス第二部肝炎ウイルス室室長を経て平成12年4月に大阪大学微生物病研究所教授になる。平成27年10月から令和1年10月の間大阪大学微生物病研究所の所長を務め、令和3年4月から大阪大学感染症総合教育研究拠点拠点長を務める。多ヶ谷勇記念ワクチン研究イスクラ奨励賞、ウイルス学会杉浦奨励賞、野口英世記念医学賞を受賞。