阪大発
感染症情報サイト

大阪大学

第3回
ウイルス感染とワクチン
ーウイルスと免疫の攻防ー

ワクチンによって撲滅した感染症もあれば、その効果が実感しにくい感染症もあります。新型コロナウイルス感染症においては、諸外国の報告をみる限り、ワクチンが希望の光と言えるのではないかと思います。ワクチンが効いたり、効かなかったりするのはなぜなのか? 新型コロナウイルスに対してどのようなワクチンが作られているのか? ウイルス感染から身を守る免疫系の働きを考えながら解説していきます。

【講義開始 / 15:40~】


■講師紹介

伊勢 渉 氏

大阪大学免疫学フロンティア研究センター(兼 感染症総合教育研究拠点) 特任准教授

1972年北海道生まれ。東京大学農学部卒業、東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了(農学博士)。東京大学大学院農学生命科学研究科助手、Washington University School of Medicine、Howard Hughes Medical Institute研究員、大阪大学免疫学フロンティア研究センター特任准教授を歴任。2021年より感染症総合教育研究拠点を兼任。専門は感染に対する免疫応答解析、特に中和抗体を誘導するために必要な免疫細胞の解析。