阪大発
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大阪大学

第2回
新型コロナウイルス感染経験者・医療従事者へのインタビューから見えた真実

 

2020年夏から冬にかけて、新型コロナウイルス感染禍にさまざまな立場で当事者として関わった21名にインタビュー調査を実施。2021年3月に『異なる景色――新型コロナウイルス感染禍に際する感染経験者・医療従事者へのインタビュー記録』として公刊。
本講義では、インタビューから分かったコロナ禍の実態をご紹介するとともに、講師それぞれの専門的立場(社会心理学・現象学・健康心理学・行動経済学)から、コロナ禍という社会現象をどう読み解くかを議論します。

【講義開始 / 17:40~】


■講師紹介

三浦 麻子 氏

大阪大学大学院 人間科学研究科 教授

1969年京都市生まれ。博士(人間科学)。専門は社会心理学。コミュニケーションやインタラクションが新しい「何か」を生み出すメカニズムを解明することに関心をもつ。感染禍という「状況の力」が人間の心理・行動に与える影響について量的アプローチで検討している。

 

平井 啓 氏

大阪大学大学院 人間科学研究科 准教授

1972年山口県生まれ。博士(人間科学)、公認心理師。専門は健康・医療心理学、行動医学、医療行動経済学、サイコオンコロジー。著書に『医療現場の行動経済学―すれ違う医者と患者』(東洋経済新報社、2018 年、大竹文雄との共著)、『ワークシートで学ぶ問題解決療法―認知行動療法を実践的に活用したい人へ 実践のコツを教えます』(ちとせプレス、2020 年、本岡寛子との共著)など。

 

村上 靖彦 氏

大阪大学大学院 人間科学研究科 教授

1970年東京都生まれ。Ph.D.(パリ第7 大学、基礎精神病理学・精神分析学博士)。著書に『在宅無限大―訪問看護師が見た生と死』( 医学書院、2018 年)、『子どもたちが作る町―大阪・西成の子育て支援』( 世界思想社、2021 年)、『交わらないリズム-出会いとすれ違いの現象学』(青土社、2021年)、『ケアとは何か 看護・福祉で大事なこと』(中公新書、2021年)など。