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大阪大学

【出版物紹介】
はかせのわくわく科学絵本
ねえねえはかせ、ぼくたちはどうやって免疫に守られてるの?
ー免疫細胞たちのおしごとー

ウイルスや細菌などの外敵が体の中に侵入したとき、どうやって免疫で体が守られているのかをやさしく学べる絵本を2022年3月15日に発行しました。


はかせのわくわく科学絵本ねえねえはかせ、ぼくたちはどうやって免疫に守られてるの?免疫細胞たちのおしごと


お話では、ワクチン接種をうけてきたアイルくんが、どうして元気なのに注射をうけるのか、お父さんのセマ教授と、免疫を研究するホリン博士に、免疫細胞たちが働いているところを見せてもらいながら、教えてもらいます。
免疫は3つのステップで成り立っています。皮ふや粘膜のバリアを破って侵入してきた敵を、体のなかのふしぎな形をした免疫細胞たちは、発見して、食べたり、ほかの免疫細胞たちに知らせたり、攻撃にぴったりの武器をつくる仕事をする免疫細胞に敵の特徴を教えたり、大忙しです。攻撃しすぎて体を傷つけないようにする調整役の免疫細胞もでてきて、連係プレーでからだを守っています。子どもたちにも、私たちの体内で起こっている出来事を身近に感じてもらい、免疫の世界に興味を持ってもらえるよう、キャラクターの免疫細胞たちは、できるだけリアルな姿に近づけて、細胞どうしの情報の受け渡しは特別な手袋や紙飛行機で表現して描かれています。免疫のしくみ、免疫細胞の種類とそれぞれの仕事を子どもたちにも知ってもらうことは、将来自分の体を守るために大切です。アイルくんはワクチンの大切さを知り、免疫細胞たちを応援するために、自分ができることも教えてもらいます。初版第1刷は付録ポスター付きです。
付録ポスターには、中高生や大人が学べる内容(免疫のキーポイント)も入っています。

免疫ポスタ>は、IFReC のホームページ内から、どなたでもダウンロードできます。


監修: 熊ノ郷 淳(大阪大学 大学院医学系研究科 呼吸器・免疫内科学)
企画・制作: 野口 悦(大阪大学 大学院医学系研究科 広報室)、渡部 祐司、坂野上 淳(大阪大学 免疫学フロンティア研究センター(IFReC)企画室)
編集: 大阪大学出版会
デザイン・イラスト: 高岡 円(遊文舎)


大阪大学 大学院医学系研究科・医学部

大阪大学免疫学フロンティア研究センター: IFReC